前回のエントリのゲーム音楽版をやってみようと思います。
つまり、私がゲーム音楽を好んで聴く意義、それに求めるものとはという話です。
やはり今回も類似品との比較によってその価値を見出してみようと思います。
つまり、私がゲーム音楽を好んで聴く意義、それに求めるものとはという話です。
やはり今回も類似品との比較によってその価値を見出してみようと思います。
ゲーム音楽との類似品と言えばやはり映画やドラマやアニメなどの音楽、いわゆる劇伴音楽でしょう。
ただ、前回をなぞるようですがゲーム音楽は純粋な劇伴ではないため、あまり同列に語るに相応しくないかも…と思いつつ他に比較の対象となるものも思い浮かばないので今回はこのまま続けます。
『「劇伴」とは演劇で流れる伴奏音楽のこと』らしいです。
映画、ドラマ、アニメは表現の仕方がアニメか実写かの違いだけで「物語を映像で追う」という観点からすれば基本的には一緒と考えてよいでしょう。
ゲームと違うのは、「遊ぶ、操作する」ことがメインではなく「物語を追う」ことがメインであるという点になります。
故に、役者の台詞や効果音など「物語を追う」ために必要な素材を台無しにする使い方はそれら映像作品においては完全にNGになります。
まずこのことが他の映像音楽よりもゲーム音楽を選ぶ一点になると思っています。
「遊ぶ、操作する」ことさえを邪魔しなければ、どれだけ音楽が前に出ててもどれだけ自己主張が激しくてもゲームならばそれが許されるのです。
「俺はインスト曲が好きなんだけど映画みたいな控えめな曲はちょっと…」とか、
「ボーカルが無くてもジャズとかクラシックみたいな専門的な音楽もちょっと…」とか
そういう人ならば例えゲームを余りプレイしない人でもゲーム音楽はハマれるんじゃないかと思っています。
もっとも、ゲーム音楽が本来持つそうした魅力は近年の映画的ゲームの増加により失われつつあるのかもしれませんが…。
(どの界隈にも「回顧厨」とは存在するものですが、時折見かける「昔のゲーム音楽のほうが〜云々」言う人たちの主張はこのへんにも由来するのかもしれませんw)
もう一点挙げたいのが音楽と映像との同調です。
映画、ドラマ、アニメは基本的に製作者が映像に対して音楽を付加したもので「このシーンであの曲スタート」と決めたら受け手はそれに従うほかありません。
そのため決まった映像に決まった音楽しか味わえないのです。
いわば「静的な音楽」です。
その点ゲームはプレイヤーの操作次第で聴きたい曲を好きなだけ聴き続けることもできれば、聴きたくない曲をどんどん飛ばして先へ進む事も可能な「動的な音楽」と言えるでしょう。
感動の名場面で決定ボタンによって台詞を読み進めるゲームも自分のタイミングで進められるし、ラスボスに止めを刺す瞬間も自分のタイミング次第です。
普通のボーカル曲にイントロやサビがあるようにBGMにも盛り上がる箇所とそうでない箇所があります。
曲が最高に盛り上がった瞬間に最高の映像を自分のキュー出しによって演出する。
そして映像と音楽の同調が生まれます。
時に、その感動は製作者の意図を超えたものになります。
それはプレイヤーの数だけその感動があるからです。
プレイヤーはそのゲームを起動した瞬間からプレイヤーでもあり同時にその作品を上映する監督でもあるのです。
「静的な音楽」のメリットはそれがプロの手によるものであるため誰が見ても感動できるように作られているということです。
一定の品質は保証するもののそれは一個人に対してのものではなくあくまで100人いるうちの99人は感動させられるということ。
たった一人のために99人を無視した品質とは所詮本人にしか演出できないとすればゲームとはそれを実現するのに最適なツールであると言えるでしょう。
近年YouTubeとかニコニコとかのMAD作品に慣れ親しんだ人なら理解して頂けるかとは思いますが、iPodでゲーム音楽をかけながら漫画を読んでてふいに流れたバトル曲と、読んでるバトル漫画の活劇シーンが生む同調はゲームにも映画にも真似出来ない感動が味わえたりします。
通勤時普通にジャンプを読める私の悩みであり楽しみでもあることとは、バトル、スポーツ、ギャグ、萌え等のジャンルが混在する今のジャンプを読みながら聴くプレイリストの構成に頭を悩ませる事です。
バトルは楽なもんですがそれ以外のジャンルに対しどんな曲当てたらいいか考え出すと何時まで経っても終わらないんですw
どんな映画の監督よりも難解な作業と言えるかもしれませんね。
ただ、まあ最後に言い訳しておくと私は映画のサントラもドラマのサントラもアニメのサントラも持ってますw
ここまでゲーム音楽贔屓しといてなんだそりゃ、とも思うでしょうが単純に音楽としての良さは各々持ってるので聴けばハマる曲は実際いくらでもあったりします。
ただ私個人の趣味として、ゲームと比べたときそれらがやや疎遠な位置にあるためゲーム音楽贔屓になっているだけなのかもしれません。
漫画との同調も含め、要は使い方次第なのかなと思う今日この頃です。

